こんにちは!個人や中小企業のコンテンツ制作に強い、大阪の茨木市のデザイン事務所『ハシルデザイン』のタンダです!
「ブログを書いても、全然アクセスが増えない…。本業が忙しくて継続も難しい…。」
そんな思いを抱えて、いつの間にかブログ更新の優先順位が下がっていませんか?
でも大きな企業のようにバンバン広告費をかけたり、専門スタッフを雇うのはちょっと無理…。
小規模なビジネスを営む方ほど、限られた時間や人員、予算で結果を出さないといけません。
だから自分でコツコツと取り組むしかない!…そうわかっていても、実際の行動に移せないのが世の常。
人間だもの。
忙しい毎日の中でも、「今日こそブログを書かなくちゃ」ではなく「今日もブログを書きたい!」というポジティブな感情で取り組めたら、なかなか素敵じゃないですか?
この記事では、そんな“個人や士業などの小規模ビジネスでもできる”具体的なブログ・カテゴリーの設計と、コンテンツ計画の立て方を解説し、実際にこのブログで実践をしていきます。
継続さえできれば、必ず成果に結びつくのがブログ集客の強みなのです。
この記事の目的
この記事では、小規模ビジネスが自力でブログを運用し、継続的なアクセスを獲得するために必要なステップを総合的にご紹介!
- どのようにゴールを設定し、ターゲットを明確にするか
- 検索ニーズを探るためのキーワード調査の基本
- カテゴリ設計と記事の本数・頻度の考え方
- 書きやすい記事構成とネタ集めのコツ
- アクセスが伸びないときに陥りがちな失敗例と対策
- 継続的に成果を出すための分析と改善の流れ
この流れを踏まえて実践すれば、ブログ初心者でも割とスムーズにコンテンツを増やし、アクセスアップを目指すことができます。
あなたのビジネスを「必要とする人」にきちんと届けるために、いまから一緒に“はじめの一歩”を踏み出しましょう!
ゴールとターゲットを明確にする
コンテンツを作っていくぞ!と意気込むと、記事から書きたくなるのですが、ちょっと我慢。
まずは大切なことを二つ決めないといけません。
それは【ゴール】と【ターゲット】です。
ブログ運営のゴール設定
まずは「何のためにブログを書くのか」という点を明確にすることから始めましょう!
目的が曖昧だと何を書けばいいかわからず、途中でモチベーションも下がりやすくなります。
私も一番悩むのは「何を書けばいいんだ…」なので、この二つを決めておけば、自ずと書くテーマも決まってきます!
ゴールを決めることで、記事のテーマ選びや書き方、力を入れるポイントが定まりやすくなってくるんですよね!
ブログ運営のゴールの例【数値・行動目標】
例えば、ブログ運営のゴール例だとこのようなものが挙げられます。
- 商品やサービスの問い合わせを増やす
- オンラインショップへの誘導で売上を伸ばす
- 自社の知名度やブランドイメージを高める
- 業界内での専門的なポジションを確立し、信頼を得る
- 見込み客とのコミュニケーションチャネルを増やす
小さな会社や個人事業の場合、まずは「問い合わせ」「購入」など具体的な行動に結びつくゴールを設定すると目標がわかりやすく、モチベーションにも繋がります。
本当は具体的に「問い合わせを⚪︎%増やす」や「⚪︎件増やす」などの具体的な数値を設定できればなお良しなのですが、最初から数字を設定して、プレッシャーになってストレスになってしまえば元も子もありません。
そしてもう一つおすすめなのが【行動目標】の設定です。
- ブログ記事を月に4記事書く
- SNSの投稿を1日5つする
- 動画を月に2本あげる
このような行動目標を設定して、達成を目指していきます。
質は量から生まれるので、まずは量を確保することが先決です。
ブログのゴールとはまた別に、具体的な行動目標を決めておけば、確実に積み重なっていきます。
この行動目標を決めるのに大切なことは、以下の5つです。(SMARTの法則)
- Specific (具体的) – 「ブログで集客する」ではなく「月に4記事書く」というように、明確に定義します。
- Measurable (測定可能) – 進捗を数値やチェックリストで確認できるようにします。
- Achievable (達成可能) – 現実的で無理のない目標を設定します。←これ一番大事!!!
理想は高く持ちつつも、欲張りすぎない目標設定をしましょう。 - Relevant (関連性) – 自分の設定したゴールに向かうための、意味のある目標であることが重要です。
- Time-bound (期限付き) – 「いつまでに」という具体的な期限を設定します。これで行動の優先順位付けがしやすくなります。
私はまずこのブログを月2記事以上書いていくことを行動目標にします!
月4記事しないあたりが実現可能な行動目標なのです…!
読者ターゲットの絞り込み
次に重要なのが「誰に向けて情報発信するのか」です。
士業(弁護士・税理士など)のターゲット像の例
「従業員30名程度の中小企業の経営者・総務担当者。会社の成長に伴い、労務トラブルや税務の複雑化に不安を感じている。顧問契約を検討しているが、月額費用や具体的なサポート内容を詳しく知りたい。対応の迅速さと専門的なアドバイスの質を重視する。」
鍼灸師のターゲット像の例
「デスクワークで慢性的な肩こりや腰痛に悩む、30-40代の女性会社員。整形外科での治療に満足できず、根本的な改善方法を探している。仕事帰りに通える場所で、女性施術者がいる治療院を希望。治療効果や料金体系、施術者の経験などの情報を重視する。」
美容師のターゲット像の例
「20代後半の働く女性。トレンドに関心が高く、インスタグラムで髪型の情報を日常的にチェックする。朝のスタイリング時間は15分程度。髪の広がりや傷みが気になるが、頻繁なサロン通いは難しく、自宅でのケア方法も知りたいと考えている。予算は1回のカット・カラーで15,000円程度。」
デザイナー・イラストレーターのターゲット像の例
「中小企業のマーケティング担当者もしくは経営者。商品パッケージやSNS用イラスト、ウェブサイトのリニューアルなど、デザインニーズは様々。社内にデザイナーがおらず、予算は1案件50-100万円程度。スピーディーな対応とオリジナリティのある提案を求めている。クライアントの業界や商品への理解力も重視。」
読者像をこのように具体化し、「どんな課題を抱えているか」「どんな情報を求めているか」「どのような言葉で検索するか」を想像すると、記事の切り口や内容が決まりやすくなります。
これをもっと細かく決めていくとペルソナとも言えますが、今回は簡易的にターゲットとして扱います!
キーワード調査とネタの見つけ方
ゴールとターゲットを定めたら、次はいよいよ具体的な記事テーマの選定です。
ここで重要なのが、「自分が書きたいこと」と「読者が知りたいこと」のバランスを取ることです!
前章で設定した読者ターゲット(士業なら中小企業の経営者、鍼灸師なら肩こりに悩むオフィスワーカー、美容師なら朝の時短を求める働く女性など)を念頭に置きながら、お客様の悩みや関心に沿ったキーワードを見つけ出していく必要があります。
がっつりマッチしたキーワードとネタを見つけることで、検索結果で上位表示されやすくなり、ビジネスゴールにもグッと近づきくので、しっかり腰を据えてやっていきましょう!
とは言え、いきなりマッチしたキーワードとネタにブチ当たるのはただのラッキーなので、検証するためにも数をこなすのも大切です。
まずは打率2〜3割を目指していきましょう!
日々の業務から見つけるネタ
まず、実際の相談事例から読者のニーズを把握することから始めるのが鉄板です。
一番ホットな情報は、日頃のコミュニケーションの中にあることが多いもの。
以下を参考にお客様やスタッフさんとのやりとりを思い出してみてください。
- よくある相談内容: 初回カウンセリングでの質問や、施術中の会話など、お客様が実際に抱えている悩みや不安をメモしておきましょう。
- お客様の声: サービス提供後の感想や、改善点のフィードバックなども、貴重なネタの宝庫です。特に「ここが良かった」という声は、潜在的なお客様の不安解消につながります。
- スタッフとの会話: スタッフが受けた質問や、気づいた顧客ニーズも、記事テーマとして活用できます。
そして人は忘れる生き物なので「これネタになりそ!」と思った時にメモしておくのも大切です!
自分の記憶なんて当てにならないんだから…(震え声)
オンラインでの情報収集
日々の業務の中以外では、以下のようにオンラインでの情報収集も有効です。
- Q&Aサイトの活用: Yahoo!知恵袋や教えて!gooで、業界に関連する検索をしてみるのもオススメ。
お客様が気軽に相談できない悩みが見つかることもあります。 - 競合ブログの分析: 同業者のブログで反応の良い記事や、SNSでのコメント内容をチェック。
業界全体でのトレンドが把握できます。
SNSでも声が拾えますが創作も多いですし、知恵袋の方が意味不明な方向で「え?マジ?」みたいな内容もあるので、幅としては広い印象です。
サジェストで関連テーマを広げる
大体の方向性が決まったら、どう記事の内容を広げていくかを確認するために、サジェストや関連キーワードを検索してみましょう!
見つけたネタを起点に、いくつかのツールを使って関連するテーマを探っていきます。
- Googleの検索窓: 基本的なキーワードを入力すると、関連する検索キーワードが自動表示されます。
たとえば「肩こり」と入力すると「肩こり 原因」「肩こり ツボ」「肩こり ストレッチ」など、読者の具体的な関心事が見えてきます。 - ラッコキーワード: 無料で使える関連キーワード抽出ツールです。1つのキーワードから関連する検索ワードを網羅的に見つけられます。たとえば「美容院」と入力すると、「美容院 カット」「美容院 カラー」だけでなく、「美容院 選び方」「美容院 初めて」といった悩みに関連するキーワードまで幅広く抽出できます。
- 「人気の質問」を活用: Googleの検索結果に表示される「関連する質問」欄から、実際によく検索されているテーマを把握できます。これらは記事の見出しとしても使いやすい形式になっています。
個人的にラッコキーワードが、課金するくらいには好きです。
日々の検索もネタの一端になるので、ぜひ検索のついでにネタ探しもしてみてください!
ブログのカテゴリ設計のポイントと考え方
ブログでの集客を成功させる決め手は【明確な方向性とコンテンツの一貫性】と言っても過言ではありません。
手当たり次第思いついたことを書いていくのは、『その1記事のみで狙い撃ちする必要がある』ので、格段に成果に結びつける難易度が上がります。
そこで重要になってくるのが、カテゴリ設計。
適切なカテゴリ設計は、読者に「このブログでどんな情報が得られるのか」を明確に示し、Googleなどの検索ロボットに向けてもサイトの専門性や独自性を訴求する助けとなります。
ここでは、分かりやすいカテゴリ設計の方法を説明します。
なぜカテゴリ分けが大切なの?
カテゴリ分けは、読者と書き手の双方にとってめっちゃくちゃ大事な部分です。
読者にとって、カテゴリは情報を探す際の道しるべになるんですね。
書き手にとっても、カテゴリ分けは記事を書く際の重要な指針となります。
カテゴリが明確になっていれば、「次は何を書こうか」と悩んだときに、各カテゴリのバランスを見ながら次のテーマを決めることができるんですよね。
また、自分の専門分野や得意な話題を整理することで、より深い内容の記事を書くことができるようになってきます。
お客様に向けて、なるべくたくさんの情報を届けたい気持ちはわかるのですが、最初からたくさんのカテゴリーを作るのはおすすめしません。
SEOの観点から1つのカテゴリーにある程度記事を入れて行った方が有利と言えます。
これはGoogleがそのカテゴリーに関連が強いサイトとみなすこともありますし、集中して同じテーマで記事を書く方が網羅したり掘り下げたりしやすくなりコンテンツの質が上がるからです。
基本的なカテゴリの作り方
カテゴリ設計で最も大切なのは、シンプルさです。
多くの初心者が陥りがちな失敗は、最初から細かくカテゴリを分けすぎてしまうことです。
カテゴリに1記事しか入っていないのはまさに悪手!!!
カテゴリが多すぎると、読者は目的の情報にたどり着きにくくなり、書き手も各カテゴリの更新が追いつかなくなってしまいます。
まずは3~5個程度の基本的なカテゴリからスタートすることがオススメです。
それぞれのカテゴリに共通する特徴として、以下のものがカテゴリにしやすそうです。
- 専門知識や技術を活かした情報提供
- お客様の悩みや課題に対する解決策
- 実績や事例の紹介
- 業界・トレンド情報
- 親しみやすい日常的な投稿
得意な分野、アピールポイントがあれば、どんどんそのカテゴリを掘り下げていきましょう!
具体的な例としてはこのような内容でしょうか。
士業(弁護士・税理士・会計士・司法書士など)
- 相談事例・解決事例(「こんなときどうする?」的な内容)
- 法律・制度の基礎知識
- 手続きの流れ・必要書類
- 業界ニュース・法改正情報
- 事務所の活動報告・スタッフブログ
鍼灸師
- 症状・悩み別の解説(肩こり、腰痛など)
- 東洋医学の基礎知識
- 日常生活でできるセルフケア方法
- 患者様の体験談・治療例
- 健康コラム(食事・運動・生活習慣)
美容師
- ヘアスタイルカタログ・トレンド情報
- ヘアケア・お手入れのコツ
- スタイリング方法・テクニック
- 髪の悩み解決Tips
- サロンワーク・スタッフ日記
デザイナー・イラストレーター
- ポートフォリオ・制作実績
- コツ・テクニック
- 使用ツール・ソフトの活用法
- トレンド・業界動向
- 制作プロセス・仕事の進め方
そしてカテゴリ名を決める際は、読者目線にすることが大切!
専門家である私たちには当たり前の用語でも、読者にとっては分かりにくい場合があります。
例えば、士業のブログで「訴訟実務」というカテゴリ名は、「法的トラブルの解決事例」のような表現に変えることで、より多くの読者に伝わりやすくなります。
カテゴリを決めるときのポイント
カテゴリを設計するには、自分の強みと読者のニーズの接点を探ることが重要です。
まず、自分や会社の強みを再発見するところからやってみましょう!
これらの強みを活かせるカテゴリを設けることで、質の高い情報を継続的に発信することができます。
次に、読者がどのような情報を求めているかを考えます。
さらに、継続的な更新が可能かどうかも重要なポイントです。
- 各カテゴリで最低でも5記事は書けそうか
- 定期的に新しい話題は出てきそうか
- 自分の経験や知識で対応できる内容か
あまり知らないことや、背伸びしすぎる内容になると、記事を書くことに疲れてしまうので、最初のうちは調べなくても書けるようなテーマにしておくのもいいですね!
無理なく書けるカテゴリ設計が、ブログ継続のポイントの一つです!
カテゴリの見直し方
カテゴリは、一度決めたら変更できないものではありません。
むしろ、ブログの成長とともに適切に見直していくことが大切です。
10記事程度書いた時点で、最初の見直しをしてもいいくらいです。
実際に記事を書いてみると、当初想定していなかった話題が増えてきたり、逆にあまり更新できていないカテゴリが見えてきたりします。
読者からの反応や質問が多いテーマは、新しいカテゴリとして独立させることを検討してみてもいいかも。
逆に、更新頻度の低いカテゴリは、より大きなカテゴリに統合することも考えられます。
効果的なコンテンツ計画の立て方
カテゴリが決まったら、いよいよ記事の計画です!長かったですね。笑
ここで気をつけたいのが「欲張りすぎない」ということ。
特に初めてブログを始める方は、「毎日更新しなければ」「長い記事を書かなければ」と考えがちですが、それは現実的ではありません。
1記事500文字を毎日書くより、4日で2,000文字の記事を書く方がまとまった内容で読者目線と言えます!
無理のない更新ペースを考える
ブログ運営で最も大切なのは、継続することです。
ブログを続けることです。(2回言った)
例えば、月4本(週1回)の更新であっても、3ヶ月続ければ12記事、半年では24記事になります。
これだけの記事数があれば、すでに立派なブログと言えます!
更新ペースを決める際は、このあたりも考えておくといいですね。
記事を書くのにどのくらい時間がかかるか
記事の種類によって異なりますが、企画から執筆、画像の用意、校正まで含めると、1記事あたり2~4時間は必要になってくるのではないでしょうか。
私はこの記事に4時間かかっています!😅
慣れないうちは時間がかかるものですが、漫然とブログを書かず「どの部分で時間がかかるのか」を記録したり、決めた時間内に終わらせるよう作業したりすることで、徐々にスピードアップができます。
普段の業務の忙しさを考える
繁忙期や締め切りが重なる時期は、ブログ更新の優先度を下げざるを得ないこともあります。
無理のない更新ペースは、以下のような段階を踏んで決めていく良さそうです。
- まずは月2本(2週間に1回)からスタート
- 3ヶ月程度継続できたら月4本(週1回)にペースアップ
- さらに余裕が出てきたら月6本(週1-2回)に
なので私は、まず月2記事からスタートしています。
いきなりハードルを上げて、達成できずにそのまま更新が止まるのは非常に勿体無いです!
記事のネタ出しとストック
「何を書けばいいかわからない」という悩みは、ブログ運営でよく聞かれますし、永遠のテーマとも言えます。
でも前項でお話ししたように、私たちの日常業務の中にたくさんの記事のネタが眠っています。
例えば、お客様からよく受ける質問は、そのまま記事のテーマになります。
「それ、よく聞かれますよね」と思う質問こそ、多くの人が知りたい情報なんです。
また、業務で使用する説明資料も、ブログ記事として展開するのもアリです。
日々の業務で説明している内容を文章化することで、効率的に記事を作ることができます。
そして記事のネタは、思いついたらすぐにメモしておくのがマスト!
スマホのメモアプリやノートなど、使いやすいツールに書き溜めていきましょう。
また、それぞれのネタに対して、以下のような情報も一緒にメモしておくと、後で記事を書くときに役立ちます。
- どのカテゴリに入れるか
- 想定する読者層
- 盛り込みたいキーワード
- 参考にしたい資料や事例
これはメモ整理の時間を作って、まとめて書き足すのもアリです。
具体的な執筆計画の立て方
まずは3ヶ月程度の具体的な執筆計画を立ててみるところから始めてみましょう。
例えば、月2本のペースで更新する場合、3ヶ月で6本の記事を書くことになります。
まず、すでに決めたカテゴリごとに記事を割り振ります。
3つのカテゴリがあれば、各カテゴリ4記事ずつといった具合です。
このとき、季節性のあるテーマは、適切な時期に合わせて配置します。
次に、各記事の執筆スケジュールを決めます。
記事は一気に書き上げるのではなく、以下のような工程に分けて進めると効率的です。
- 企画・構成(1時間)
- 下書き(1-2時間)
- 画像準備(30分)
- 校正・仕上げ(30分)
これらの工程を、普段の業務スケジュールに無理なく組み込めるよう計画できればベスト。
コンテンツの質を保つ3つのコツ
記事やコンテンツの質を保つために、以下の3つのコツがあります。
- 記事の型・フォーマットを決める
- 参考資料やデータをストックする
- 具体的な例を入れる
それぞれ詳しく説明していくと…
まず、記事の型を決めておくこと。
記事の構成のフォーマットですね。
例えば「How to系の記事」「お客様事例」「用語解説」など、記事の種類ごとに基本的な構成を決めておくと、そのフォーマット通りに合わせて書いていく作業なので、判断する部分が省けてスムーズに執筆できます。
次に、参考資料やデータをストックしておくことです。
日々の業務で使用する資料、業界専門誌、セミナー資料などは、記事を書く際の重要な情報源となります。
これらを整理しておくことで、必要なときにすぐ参照できます。
最後に、できるだけ具体的な例を入れることを心がけましょう。
抽象的な説明だけでなく、実際の事例や具体的な数値を盛り込むことで、読者にとってより分かりやすい記事となります。
私はNotionを資料をつっこむツールとして使っています。
絶対に押さえておくべき記事構成と執筆のコツ
いよいよ記事を書く上でのコツをごく簡単にお伝えしていきます!
ここでは、絶対押さえておくべき鉄板の実践的な執筆テクニックをご紹介します。
テンプレートの活用
前項で説明した通り、テンプレートがあると記事を書く効率がグッと上がります。
例えば、こんな構成です。
- 導入(読者が抱える悩み・疑問を提示)
- 結論・主張(この記事の重要ポイント)
- 具体例やデータ、ノウハウ(根拠や方法を詳しく紹介)
- まとめ・行動を促す言葉(問い合わせや他の記事へのリンクなど)
これは何か名前がついている構成法ではないですが、王道的な構成案です。
最初のうちは、このテンプレートをベースに見出しを設定し、本文を書いていくと自然と読みやすい流れになります。
他にもオピニオン記事ではPREP法、情報を伝える場合はSDS法が有効など、伝える情報の種類に応じてフォーマットを変えていければベストです。
書きやすく・読みやすい文章テクニック
ブログの文章はわかりやすいのが至上命題です!
読まれなければ意味がないので、読みやすさが何より重要なんです。
具体的に以下の3つは、ブログ記事を書く上で押さえておくべき最重要ポイントと言えます。
- 1文を短めにする:読点(、)を多用しない。
- 見出しをつける:H2、H3などの階層を使い分け、目次代わりにすると便利。
- 適宜、画像や図解を入れる:文章だけよりも視覚情報があると理解しやすい。
また、読者が記事を読み飛ばす際にも内容が把握しやすいよう、見出しや箇条書きを活用することも大切です。
これはSEOの観点からも重要なポイントになってきます。
やりがちな失敗とその対処法
ブログ運営を始めると、誰もが一度は直面する課題があります。ここでは、特に初心者がぶつかりやすい3つの課題と、その具体的な対処法をご紹介します。これらの失敗を知っておくことで、より効果的なブログ運営が可能になります。
テーマが拡散しすぎる
ブログを続けていく中で、様々な話題について書きたくなるのは当たり前とも言えます。
例えば、美容室のブログで髪型やヘアケアの話題から、突然ネイルケアや食事療法の記事を書き始めるようなケース。
一見、読者の興味を引けそうに思えますが、実はこれが大きな落とし穴となることが…!
テーマが拡散すると、二つの問題が発生します。
- 読者の混乱です。「このブログは何を専門としているのか」が不明確になると、読者は必要な情報を見つけにくくなります。
- 検索エンジンでの評価が安定しにくくなることです。特定のテーマに関する専門性が分散してしまうためです。
この問題を防ぐために、新しいテーマを書く前に「既存のカテゴリとの関連性」を必ず確認します。
関連性が見いだせない場合は、そのテーマは別のブログで扱うことを検討してみましょう。
どうしても書きたい場合は、既存の専門分野との接点を見つけ、その視点から記事を書くようにします。
アクセスがすぐに伸びず挫折する
ブログを始めて最も悩ましいのが、アクセス数の伸び悩みです。
しかし、これは多くのブログが通る道でもあります。
検索エンジンからの安定的なアクセスを得るまでには、通常2~3ヶ月、場合によっては半年程度の時間が必要です。
これは、Googleが新しいブログの評価を確立するまでに一定期間を要するため。
この期間を乗り切るために、複数のアプローチを組み合わせることが大切です。
例えば、既存の顧客にLINEやメールマガジンでブログ更新を告知したり、FacebookやTwitterなどのSNSで記事をシェアしたりします。
また、実店舗がある場合は、店頭でブログの案内を行うのもアリです。
これらの取り組みにより、検索エンジン以外からもアクセスを集めることができます。
文章量・構成のバランスが崩れる
記事の適切な文章量は、言ってしまえば「答えがない」とも言えます。
短すぎる記事は情報量が不足していると判断され、検索エンジンでの評価が低くなりがちです。
一方、長すぎる記事は読者が途中で読むのを諦めてしまう可能性があります。
冗長な表現は極力削除していきましょう!
特に、toC向けの記事はあまり長くなくてもいいかもしれません。
ただし、この文字数はあくまでも目安。
専門的な解説や詳細なハウツー記事の場合は、3,000文字以上の記事も珍しくありません。
現に、士業のブログでキラー記事になっているものは7,000文字を超えているものばかりです。
重要なのは、扱うテーマに応じて適切な文章量を選ぶことです。
競合記事の状況やキーワードの難易度も参考にしながら、必要十分な情報量を確保しましょう。
長めの記事を書く場合は、こんな工夫で読み進めやすくするのが大切です。
- 適切な見出しによる内容の区切り
- 重要なポイントの強調
- 具体例や図表の効果的な配置
- 段落の適度な区切り
これらの要素を意識することで、文章量が多くても読まみやすくわかりやすい記事、つまり価値を届けやすい記事となります。
継続的に成果を出すための検証・改善プロセス
最後にさっと、検証改善プロセスにも触れておきます。
最初からここまで網羅すると心が折れるので「検証・改善はこんな流れかー」と読み流す程度で大丈夫です。
アナリティクスによるアクセス分析
ブログを運営するなら、GoogleアナリティクスやSearch Consoleなどの解析ツールが必須です。
具体的にはこんな情報が手に入ります。
- PV(ページビュー)数、ユーザー数:全体的な訪問者のボリュームをチェック。
- 流入元:検索エンジンから来たのか、SNSから来たのか、直接URL入力なのか。
- 検索クエリ:どんなキーワードで訪問しているのか。
- 記事ごとの閲覧数・滞在時間:どの記事が読まれているのか、どこで離脱が多いか。
これらのデータを見れば、人気記事の特徴がわかり、逆に読まれていない記事をどう改善すべきかも見えてきます。
仕様がコロコロかわるので見方を覚えるのも大変ですが、最初はざっくり把握していくのでも十分です!
フィードバックの活用
読者やお客様からのコメント、問い合わせフォーム、SNSのリアクションなどは、次に書くべきテーマを見つける大きなヒントになります。
「この記事を読んだけど、もう少し詳しいやり方を教えてほしい」
「この製品の詳細スペックや実際の使用感も気になる」
こうした声があれば、それをもとに新しい記事を書くチャンス!
ガンガン拾っていきましょう!
定期的なリライト・情報のアップデート
地味なんですが「定期的なリライト・情報のアップデート」はかなり大切なポイントになってきます。
過去に書いた記事が、数か月後には情報の鮮度が落ちていることも少なくありません。
Googleなどの検索エンジンは最新情報を好む傾向があり、定期的にリライト・追記することで再評価され、アクセスが増えることも多いです。
また、季節ネタやトレンド情報を含んだ記事は定期的に更新するとより効果的です。
まとめ
ここまで、集客ブログの立ち上げから運営までの具体的な手順を見てきました。
なかなかのボリュームでしたが、ひとつずつこなしていけば、必ずできる作業です。
そしてやることもシンプル。
重要なのは、それぞれのステップを確実に実践していくことです。
- ゴール設定:問い合わせや商品購入など、具体的な行動を想定する
- ターゲットを明確化:読者がどんな情報を求めるかを具体的にイメージ
- キーワード調査・ネタの用意:日々の業務の中からや、無料ツールや競合リサーチで、検索ニーズを把握
- カテゴリ設計:3~5つの柱に基づいて記事を統一感ある形で展開
- コンテンツ計画の立案:実現可能なコンテンツ制作計画を立案
- 投稿頻度&ネタ帳:月4~8本など無理のない目標からスタートし、継続重視。ネタをしっかりメモ
- 執筆テンプレート:書きやすいフォーマットで効率UP
- アクセス解析&改善:アナリティクスを見ながら定期的にリライトや再構成
最初は大変ですが、ここをしっかりやっておけば、記事を書くのがグッと楽になるはずです。
これからのアクション
さぁさぁ、実践あるのみです!ここから行動に移してみましょう!
どんなターゲットにどんなことを届けたいのか。どんなお客様に来てほしいのか。ブログを書くことで、どんな目標を達成したいのか。自分の強みは?
ガンガン書き出していきましょう!
上記ができたら、どんなジャンルの記事を書いていくか、リストアップして精査します
これから3ヶ月で書く記事のタイトル案を10~15個程度リストアップします。この作業を通じて、実際のコンテンツの方向性が見えてきます。
実際に1記事でもテンプレートに沿って書いてみることです。実践することで、理論と現実のギャップや、自分に合った執筆スタイルが見えてきます。
最初は手探りの部分ばかりで時間もかかると思いますが、大丈夫。ちゃんと慣れます。
記事を積み重ねていくことで、徐々に効果的な方向性が見えてきます。
そしてどの記事が読者の反応が良いのか、どんなテーマが求められているのか、データを基に改善を重ねることで、着実に成果につながるブログへと成長させることができます。
お手伝いのご案内
「時間がないから…」「専門的な知識がないから…」と、ブログ運営に踏み出せない方は少なくありません。
実際、多くの経営者やビジネスオーナーの方が、日々の業務に追われる中でブログ運営まで手が回らないというジレンマを抱えています。
だからこそプロの力を借りることで、その悩みから解放されることができます。
例えば、当社ハシルデザインのクライアント様からは、「自分では何ヶ月もできなかったことが、任せてみたら数週間で形になった」「プロの視点でアドバイスをもらえることで、ブログの質が格段に上がった」「あっさりブログで集客ができた」といった声を多数いただいています。
ブログ運営をお任せいただいたことで、3ヶ月足らずで広告費をかけずにWeb集客に成功している事例も多々あります。
ブログ運営に必要なのは、実は「時間」ではなく「専門的なノウハウ」なのです。
カテゴリー設計からライティング、記事のアップロードまですべてお任せいただいているクライアント様もいらっしゃいます。
まずは無料相談から承っておりますので、「本当に自社に合うサービスなのか」ぜひご検討ください☺️