
こんにちは!デザイン制作とブログ、SEOに強い大阪の茨木市のデザイン事務所『ハシルデザイン』のタンダです!
「もっと効率的に記事が書けたら…」
「文章苦手だし、AIが書いてくれたらいいのに」
そう考えて、AIツールを使われる方も多いですよね!
確かに、AIを使えば記事は驚くほどスピーディに完成します。



実際に私も、記事制作サポートの際はAIを活用しています!
だからこそ、はっきり言わせてください。
「ブログ初心者の方は、AIを使うのはおすすめしません」
嫌がらせみたいかもしれませんが、違うんです。「文章が面白い面白くない」の感情論ではなく、理由があります。
この記事では、事業者の方のメディア運営サポートに加え、200名以上のブロガーをサポートしてきた私の経験から、初心者がAIを使うことで陥りやすい7つの落とし穴についてお話しします。
これを読むことで
- 初心者がいますぐAIを使うと失敗する理由
- なぜ熟練者はAIを使いこなせるのか
- いつからAIを導入すべきか、その判断基準
が明確になります。
早く結果を出し、遠回りを避けるためにも、ぜひ最後まで読んてみてくださいね!
まずは、ブロガーとしての確かな土台を築くために必要なことを、一緒に考えていきましょう☺️
初心者がAIを使ってブログを書かないほうがいい理由
先に言っちゃうと、初心者の方にAIを使ってブログを書かないで!という理由はこの7つです。
- 文章スキルが身につきにくい
- 独自性が薄いので差別化が難しい
- ブランディングができない
- 誤情報や不正確な情報が混ざるリスク
- SEOへの影響がまだわからない
- 読者とのコミュニケーションが一方向になりがち
- ブログ運営の本質を学ぶ機会を失う
それぞれ「どういうことやねん?」と思われますよね。
順番に解説していきます。
文章(思いを伝える)スキルが身につきにくい


まず、最大の理由がコレ「文章スキルが身につきにくい」です。
文章って、自分で数を書かないとうまくならないんです。
「でもAIが書いてくれるようになったら自分で書く必要ないし、そもそもスキル必要なくない?」
と思われるかもしれませんね。
文章力がないと、良い文章、読みやすい文章、面白い文章がわからないので、そもそもAIに指示ができないんです。
つまり、AIが出力したものの質を上げられないので、本当にAI任せになってしまいます。
AIはものすっごく効率化してくれますが、最初から高品質なものを出してくれるわけではないんです。
ブログの文章に限れば、適当な指示(例:このタイトルで記事を作ってください)だと100点満点中せいぜい60点くらいでしょうか。



ちなみに、無料プランのChatGPTになってくると文章の質は40点くらいの体感です。
自分に文章スキルがないと可もなく付加もなく、たまに日本語がおかしい40〜60点の文章を量産することになります。
そしてAIの文章は基本的に情報の羅列なので、しっかり指示をしない限り「人の心を動かすライティング」はしません。
人の心が動かないと、行動もないので、結果的に「ただあるだけの記事」になってしまうんです。
なのでここの見出しは「文章スキル」ではなく「文章(思いを伝える)スキル」なんですね。
まずは短くてもいいので、自分の言葉で伝える練習を繰り返してください。(私も頑張ります)
独自性が薄いので差別化が難しい
「生成AI」という名の通り、AIは文章を生成するんですが、これは既存の学習データに基づいたものなので、似たようなものになりやすいという傾向があります。
そしてたくさんの、様々な立場の人が使うので、フラットで一般的な応答が求められます。
まぁこれもある意味「AIの個性」と言えなくもないんですが、あなたの個性ではないですよね。
いろいろな考え方、切り口、アプローチがあることに対して、AIの個性に頼るのは発信者としては非常にもったいないんです。
「この人、面白い考え方してるなー」と思われる発信は、得てして生々しいもの。
その人の人となりや、人間くささ、思考のクセなど、AIから排除された「アク」の部分に人は魅力を感じます。
そしてGoogleをはじめとする検索エンジンはこの「独自性」を重視して多様な検索結果を提示するスタンスになっているんですね。
なのでぜひ、自分の考え方や体験など、人間くさいところを出していっちゃいましょう!
ブランディングができない、難しい


これは前2つの総括的なことになるんですが、思いを伝えるスキルがなく、独自性がなければ「この人の発信だから読みたい」という動機がなくなっちゃうんですね。
どこにでもある情報だったら、わざわざ個人の発信を読まなくてもいいわけで。
大手のメディアだったら、情報の正確性だけでもいいかもしれませんが、個人だったら情報の正確性はそこそこに、独自性や個性で戦わないと、シンプルに無理ゲーになります。
「同じ情報でもこの人の伝え方が好き」とか「こういう切り口新鮮」ということがあると思います。
そこをAIでいきなり出すことは無理なので、まずは自分でできる必要があるんですね。



AIは、使用者のマネはできても、使用者を上回る個性や質は出せないんです。
情報や不正確な情報が混ざるリスク
「AIはハルシネーションがある」と聞いたことがある人も多いと思います。
ハルシネーションとは、嘘や誤情報のことです。
またこれ、たちが悪いことに「キミ、間違ってるで!」と明確に指摘できるような誤情報ではなく、「そういうもんかー」と納得しそうになる「かなりそれっぽい」誤情報なんですね。



ちなみにこれ、AIによって「間違ってました」というケースと「2種類あります」と間違いを認めないケースがあります。笑
Claudeさんの見解


GPT-o1さんの見解


ハルシネーションを避けるには、プロンプトで厳密に指示するか、自分で見分けるかくらいになってきます。
自分で見分けるには、自分である程度の知識や、調べて確かめる必要があります。
ちなみに私は「AIはハルシネーションがあるから使えない!」という気は全くなくって、「ハルシネーションありきで付き合うべき」と思っています。



それくらい自分が頭使う部分残しとかないと何もできなくなっちゃいますしね😅
SEOへの影響がまだわからない
2025年1月現在は、Googleの見解では「質の高いものであればAI生成であろうがなかろうが関係ない(スパム的なものは排除)」となっています。


しかし、Google神は年に数回コアアップデートという天変地異を起こすのです。
大抵は弱小サイトには関係ないことが多いのですが、いつこのコアアップデートに「やっぱ人のぬくもりって大事やん?AIコンテンツ増えすぎたし、ちょっとフィルターかけるね」というのが加わってもおかしくない…んです。
Googleと猫は理不尽…
AIかAIじゃないかって見分け方はどうするの?って問題もあると思うのですが、更新頻度や文章のパターンなど、フィルターかけるとしたら徐々にそこそこの精度でかけてくると思います。
そうなってくると、AIに頼りきりだとここのリカバリーはかなり難しくなってくるので、あくまでも「AIを活かした記事制作」に留めておくのが今のベストかなと考えています。
読者とのコミュニケーションが一方向になりがち


発信内容をAIに任せっぱなしにしてしまうと、数に頼った発信になりがちなので、読者に寄り添った情報発信がおざなりになってきます。



ラクできる方に人間流れていきますしね…。
そしてAIがパパーっと書いた記事に「これってどういうことですか?」って質問が来ても答えられない可能性も高いです。(その部分がハルシネーションだったりすると結構詰むし)
自分で言葉や理由を語れるようになっていないと、コミュニケーションって難しいんですね。
ブログをコミュニケーションツールと考えると、AIに任せっぱなしにするのはリスクが高いと感じられるのではないでしょうか。
ブログ運営の本質を学ぶ機会を失う
ブログは「書くこと」だけが目的ではありません。
ブログを書くことで何か達成したい目標があって、ブログ自体はその「手段」のはずなんです。
AIでの記事作成を続けていると、記事を作ることに目が行ってしまいがちです。
自分で考えずに記事を量産すると、そもそも前提や仮説がないので検証が困難になり、目標が達成できない理由が何なのかわからなくなる、なんなら目標を忘れてしまうこともあります。
ひとつひとつ、自分でPDCAを回していくようにすると、もしかしたらそもそもブログではなく他の発信のほうが合ってることがわかったなんてこともあります。
AIが使える人と使えない人の違いは?


ここまでブログ初心者はAIを使わないほうがいい理由を解説してきましたが、AIをうまく使える人とそうでない人の違いを解説していきます。
自分の中で品質基準、完成図がある
AIがうまく使える人は、AIがなくてもそのレベルのものが作れる人であることが多いです。
特に文章はそれが顕著ですね。
前半で「AIが出してくるものは60点くらい」と言いました。
それをさらに自分でリライトして、90点くらいまでもっていきます。
このやり取りが結構時間がかかって、なんならGPTとClaudeと、Geminiも使うなんてこともあります。
こういうやり取りをせずに一発でそこそこのものを作ろうとすると、今度は最初のプロンプトをかなり作り込む必要があります。
どちらにしても「ここまでのものをつくる」という完成予想図がないと、そこまでのものができないというのが現状です。



AIで画像つくるのとは違って、文章の方は圧倒的に偶然の産物が少ないです。
画像は偶然の予期せぬ効果が新しい魅力を生むこともありますが、文章は論理性や正確性が重要なので、狙った効果を確実に出す必要があるため偶然性に期待できないんですね。
初心者の人はいつからAIを導入するべきかの判断基準は?
では最後に「じゃあ初心者はAIいつから使えばいいの?」って話なのですが、ざっくり「ある程度自分でできると自信がつく」ところではないかと考えています。



自分で文章が組み立てられて、誤情報を自分でチェックできるようになるくらいですね。
そのころには読者さんからの反応もある程度得られていると思います。
そして自分の立ち位置や、ターゲット、ブログの目的が明確になってきたら、AIへの指示もかなり具体的になってくるはずです。
そしてAIが出してきたものに対して「もっとこうやって」と指示を出し、クオリティアップもできるのではないでしょうか。
それまでも、情報収集の効率化としてPerplexityとかGensparkを使ってもいいかもしれませんが、あくまでも「自分のフィルターを介した情報を自分なりに伝える」ことを忘れないようにしてください。



むしろ、上記2つを使えば、情報の羅列が無意味になる理由も肌で感じられると思います😅
まとめ
今回の記事では【初心者がAIを使ってブログを書かないほうがいい7つの理由】をお伝えしてきました。
もう一度おさらいすると、この7つですね。
- 文章スキルが身につきにくい
- 独自性が薄いので差別化が難しい
- ブランディングができない
- 誤情報や不正確な情報が混ざるリスク
- SEOへの影響がまだわからない
- 読者とのコミュニケーションが一方向になりがち
- ブログ運営の本質を学ぶ機会を失う
そして、AIをうまく使える人は自分の中で完成予想図や、品質基準ができている人です。
つまり「AIを使わなくても自分でできる人」ということになります。
「AIで効率よく高品質な文章を作るために、自分で作れるようになりましょう!」という、まさに「急がば回れ」なんですね。
でもこの地力がつくと、自分の中で品質基準や完成予想図ができるので、どんなAIでも使い方さえマスターすれば使えるようになります。



AIの使い方はどんどん簡単になっているので、AIの使い方のハックを覚えるより、地力をつけるほうが圧倒的に汎用性が高いんですよね。
まずは文章をたくさん自分で考えて書くこと、人の文章をたくさん読むこと。
これはAIが便利になっても当分使えるスキルなので、ぜひ身につけていきましょう!
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「時間がないから…」「専門的な知識がないから…」と、ブログ運営に踏み出せない方は少なくありません。
実際、多くの経営者やビジネスオーナーの方が、日々の業務に追われる中でブログ運営まで手が回らないというジレンマを抱えています。
だからこそプロの力を借りることで、その悩みから解放されることができます。
例えば、当社ハシルデザインのクライアント様からは、「自分では何ヶ月もできなかったことが、任せてみたら数週間で形になった」「プロの視点でアドバイスをもらえることで、ブログの質が格段に上がった」「あっさりブログで集客ができた」といった声を多数いただいています。
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ブログ運営に必要なのは、実は「時間」ではなく「専門的なノウハウ」なのです。
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