代表個人の信頼から、チームの全体像へ。
思想・実績・人を紐解き、会社としての姿を設計する
YUIMAWARU株式会社様
Webサイト/ロゴ調整/イラスト/名刺/封筒/パンフレット/コンテンツ制作・運用サポート

沖縄県、兵庫県西宮市、神奈川県鎌倉市を拠点に、学校作業療法、保育所等訪問支援、児童発達支援、研修事業などを展開されるYUIMAWARU株式会社様。
Webサイトのリニューアルにあたり、サービスの整理から情報設計、ライティング、デザイン、実装まで一貫してお手伝いしました。
同社には、代表者様の長年の活動や実績、学校作業療法に対する確固たる哲学、そして現場を支えるスタッフの豊富な経験など、伝えるべき価値が数多く蓄積されていました。一方で、それらの情報が整理されておらず、組織の全体像として把握しづらいことが課題となっていました。
単に集まった情報を並べるのではなく、
誰を、どこまで見せるのか。
何を会社の強みとして定義するのか。
関わる人に、どんな印象と信頼を届けるのか。
表面的なヒアリングにとどまらず、代表者様の著書2冊を読み込み、支援への姿勢や思想の背景を深く共有したうえで、情報構造を組み立てていきました。
代表個人の信頼を土台に、組織としての広がりを描く
YUIMAWARU株式会社様を語るうえで、代表者様のこれまでの実績は欠かせない要素です。学校作業療法についての継続的な発信、研修や講演の積み重ねそのものが、会社への大きな信頼の源泉となっています。
一方で、サイト全体が代表個人の物語に終始してしまうと、現場で実践を重ねるスタッフの姿や、チーム組織としての厚みが見えにくくなります。
そこで、代表者様の専門性と歩みを核として力強く伝えながらも、視点を「代表個人」から「YUIMAWARUというチーム」へと自然に広げる構造を意識しました。
トップの専門性を薄めるのではなく、その求心力を確かな土台として、会社全体の信頼感へ結びつける。写真の見せ方から導線設計、文章の主語の置き方に至るまで、その繊細なバランスを整えています。
制度の枠組みを超え、支援の根底にある「思想」を伝える
学校作業療法や保育所等訪問支援は、制度名や業務内容を並べるだけでは、実際の支援の姿がイメージしにくい分野です。専門職ではない保護者や学校関係者、自治体の方々にとっては、「具体的に何をしてくれるのか」「なぜその関わり方が必要なのか」という本質が腑に落ちて初めて、相談や依頼へ踏み出せます。
だからこそ、単なる業務案内に終始せず、その根底にある支援の姿勢まで丁寧に伝えることを重視しました。
YUIMAWARU株式会社様が大切にしているのは、専門家が一方的に正解を与えるのではなく、子ども本人や周囲の大人たちが主体的に考え、関わり合える土壌をつくることです。その温かく開かれた哲学が、言葉だけでなくサイト全体の佇まいからも直感的に伝わる構成を目指しました。
「黒子として参加を支える」姿勢を、サイトの体験に落とし込む
対話を重ねる中で、軸として何度も共有されたのが「参加」と「黒子」という価値観でした。
支援する側とされる側を明確に分けるのではなく、本人、家族、学校、支援者が手を取り合いながらより良い環境をつくっていく。その中で作業療法士は主役ではなく、関わり合いを支える黒子に徹する、という考え方です。
Webサイトも同様に、情報を一方的に押し付けるのではなく、読み進めるうちに理解が深まり、自然と活動へ関心を持てる体験を目指しました。
視線に合わせて穏やかに現れるビジュアルや、余白を活かした誌面のようなレイアウトも、単なる視覚的な装飾ではありません。YUIMAWARU株式会社様が大切にしている丁寧な対話の姿勢を、Webサイトの操作体験そのものに落とし込んでいます。
現場の体温が伝わる、スタッフ一人ひとりの言葉
組織としての厚みを伝えるため、スタッフ紹介のコンテンツにも力を注ぎました。
保有資格やこれまでの経歴といった基本情報だけでなく、「なぜこの仕事を選んだのか」「支援において何を大切にしているのか」という内面的な動機まで深く掘り下げ、それぞれの生の言葉で語る構成にしています。
組織の価値は、トップ一人だけでつくられるものではありません。現場で子どもや学校と向き合う一人ひとりの姿勢が見えることこそが、会社全体の確かな信頼につながります。
この取り組みはスタッフ間でも好評をいただき、現場への理解をさらに深めるため、インタビュー記事の蓄積を継続しています。
「学校作業療法」を、必要な教育現場や自治体へ届ける
YUIMAWARU株式会社様が牽引する「学校作業療法」は、教育現場において高い価値を持ちながらも、社会的にはまだ十分に認知されているとは言えません。
だからこそ、サービス内容を一方的にアピールするのではなく、「学校作業療法とは具体的にどのような実践なのか」「学校現場のどんな課題を解消できるのか」という基礎知識から丁寧に発信を設計しました。
単に検索数を稼ぐためではなく、支援を本当に必要としている学校関係者や自治体の担当者が、確かな情報に迷わずたどり着ける導線をつくること。公開後、実際にサイトを閲覧した学校関係者や行政からの問い合わせが着実に増えており、専門性を届ける窓口として機能し始めています。
対話を重ね、事業の深化とともにサイトを更新し続ける
YUIMAWARU株式会社様の制作は、初めから決まりきった枠組みに当てはめるのではなく、対話とプロトタイプの検証を繰り返しながら進めていきました。
試作を重ねる中で「この見せ方こそが、この会社のあり方に合っている」と判断すれば、柔軟に構成自体を組み直す。対話を通じて会社への理解を深めながら、より実態に即した形へと精度を引き上げていきました。
Webサイトは公開して終わりではなく、事業の歩みとともに成長していくものです。現在も新たな活動や組織の広がりに合わせて必要な改修を重ね、伴走を続けています。
学校作業療法の重要性が教育現場や自治体へさらに広く浸透するよう、これからも事業の進化に寄り添いながら、情報発信を支えていきます。
ロゴ・イラスト・紙のツール
既存のロゴとキャラクターは、意匠を残したままブラッシュアップしました。キャラクターはバリエーションを増やしてIllustratorで描き起こし、Webサイトとパンフレットのほか、沖縄のスタッフのユニフォームにも使われています。


制作・支援の範囲
Webサイト/ロゴ調整/イラスト/名刺/封筒/パンフレット/コンテンツ制作・運用サポート